次の各種の薬草には、数百の異なる種類があり、ここではその共通の属性についてのみ説明し、日常生活に役立つヒントをお教えします。ホワイトフラワー・インターナショナルでは、不定期に皆様のためにバージョンをアップデートしています。私どもの思いやりを感じ取っていただければ幸いです。


バジル(Basil)
アジア原産で、インドでは聖なる草と見なされています。葉を漬けた酒は、精力をつけ、精油を吸入すると頭がすっきりします。生成されたマッサージオイルは、元気を取り戻し、筋肉の過度の緊張と疲れを取り除きます。防腐作用があり、消化と副腎ホルモンの機能を促進します。気分の落ち込み、眩暈、吐き気の現象を和らげます。
ラベンダー(Lavender)
有名なローマ風呂の香料で、ラテン語で「洗う」という意味があります。フランス、イギリス、イタリアなどに生息しています。花の汁は、皮膚の調節を助け、上皮細胞組織の代謝を促進します。花で入れた茶は、不安、頭痛、膨腹、吐き気、口臭などを治療します。精油は高価な香水であり、殺菌、痛み止め、鎮静といった機能があります。火傷、挫傷、頭痛、生理痛、関節痛、うつ病、不眠症、高血圧、消化不良などに効果があります。
カユプテ(Cajeput)
フィリピン、マレーシア、東インド諸島一帯が原産です。葉や若い枝から抽出されるカユプテオイルは、効果の高い抗菌剤、免疫活性化剤であり、細菌ウイルスと真菌に抵抗し、胸の感染、傷、挫傷などに治療の作用があります。痛み止めの機能があり、頭痛や神経痛の良薬です。
シナモン(Cinnamon)
中国やスリランカ一帯に生息しています。強力な防腐作用があります。血液循環、心臓、消化、呼吸機能の活性化剤で、痙攣防止、解毒、性欲促進といった機能もあります。葉から抽出したオイルは、吐き気や高血圧といった現象を治療することができます。(妊娠中は絶対に使用しないでください)
ユーカリ(Eucalyptus)
南欧、オーストラリア、アメリカ西海岸で、300種以上のユーカリが発見されています。ユーカリには空気を消毒する機能があるため、ユーカリのある環境で育つと、体の健康にいいそうです。ユーカリオイルは、細菌、真菌、ウイルスの感染に抵抗し、肺結核、低血糖、火傷、粘膜炎、風邪、喉頭炎、喘息、リウマチを治療することができます。
クローブ(Clove)
アフリカ東南の島、西インド一帯を原産とする常緑樹です。クローブはカーネーションの祖先です。百病を治すとも言われており、活性防腐剤、精神体力滋養剤としてだけでなく、痙攣防止と痛み止めの効果もあり、炎症、神経や筋肉の緊張、一般の疲労衰弱といった病状を抑えます。
カモミール(Chamomile)
古代エジプトの聖人は、カモミールには不思議な治療と抗菌の作用があると考え、太陽神に捧げていました。カモミールティーには、消化を助け、神経の緊張を和らげる効果があります。浸した花の脂は、炎症や、疲れが原因の目の隈を取り除きます。花に含まれる化合物には、抗活性及び消炎、痛み止め、抗感染といった特性があります。一般の皮膚感染、神経の緊張、炎症、頭痛、不眠症、消化不良、リウマチなどに対し、治癒の機能があります。


ゲッケイジュ(Bay)
月桂樹は、ヨーロッパとアメリカが原産です。数千年にわたり、月桂樹の葉はヨーロッパ人にとっては欠かせない食材であり、消化を助けます。果実から抽出されたローレルオイルで風味をつけた酒は、イギリスの紳士に愛されています。葉を煎じた汁を風呂に入れると、手足の痛みを緩和します。捻挫やリウマチも、葉の精油で治療することができ、皮膚に対しやや刺激性があります。月桂樹には、防腐、滋養、血管梗塞防止の機能があり、肺の不快感や風邪を治療します。
シダーウッド(Cedarwood)
アメリカ、レバノン、南欧、アジアなどに生息しています。シダーウッドオイルは、おそらく植物から抽出された最初の精油です。エジプト人は、天然蒸留法を使用して松脂を取得し、ミイラを製造する過程における重要な材料としていました。その有名な薫り高い樹脂は、防腐作用以外に、香や化粧品にも用いられ、ハンセン病や寄生虫を治療することもできます。精油は、虫を駆除するだけでなく、アロマセラピーにおいても、慢性の不安障害を軽減し、膀胱や皮膚の病気、気管支の不快感を治療するのに用いられています。シダーウッドオイルは、腫瘍細胞の分裂を抑制することもでき、防腐、収斂、鎮静、消化促進、痰を取り除くといった作用があります。肺の梗塞、湿疹、不感症に、治療効果があります。
ゼラニウム(Geranium)
100 種類にも及ぶ種類を持つゼラニウムは、草花であり、祖先にとって、傷口に対し特殊な治癒の効果をもつ天然の薬剤でした。ブルガリア人は、その葉と根で作った香料を精力剤としていました。浸した根の汁で口を漱ぐと、口腔潰瘍と喉の感染を治療することができます。服用すると、下痢、胃潰瘍、内出血を治すことができ、外用すると痔を治すことができます。ゼラニウムの精油は、アロマセラピーでよく使われ、滋養、抗菌、防腐、抗うつ、痛み止め、収斂、虫除けの作用や、副腎内分泌を促進する機能があり、血液循環の不良、頭部神経痛、挫傷、火傷、乳腺炎などの病気を治療することができます。
ジュニパー(Juniper)
多くの国にジュニパーは存在しており、昔から、防腐と利尿の効果は広く知られていました。果実から抽出された精油は、酒の風味づけや料理に用いられます。果実自体が、優れた褐色の染料、防腐剤、利尿剤です。ジュニパーオイルには本来毒性がありますが、毒を取り除いた後は、膀胱炎、挫傷、湿疹、蜂窩織炎、リウマチの天然の薬となります。アフリカでは、煮た果実を用いて風邪を治療し、葉を燃やして香にしています。基本的に、ジュニパーには、神経系に対し滋養機能があり、消化を促進することができます。過度の疲労、消化不良、排尿障害、リウマチ及び一般の痛みに対する良薬です。
レモン(Lemon)
ギリシャ人には、当時アジアの Medie 一帯から輸入されていたため、「 lemon medica 」と呼ばれていました。当地では、レモンを衣類の香料としてしか使用していませんでしたが、今では、レモンは地中海やアメリカなどの多くの国で栽培されており、植物の中でもビタミン成分の最も高い精油です。レモンには豊富なビタミン C 、カロチン(ビタミン A )、クエン酸が含まれています。レモンの果実から皮まで、豊富なビタミン C としてだけでなく、香料としてもよく使用されています。花や葉、若い枝から抽出された精油は、不安障害やうつ病を治療することができます。種の油はコレステロールを下げることができます。レモンジュースをよく飲んでいると、抗菌、収斂、髪に潤いをもたせるといった効果があります。全体的に言って、レモンには、滋養、防腐、利尿、虫除けの機能があり、壊血病や身体の細胞組織の硬化を予防します。リウマチ、痛風、膨腹、排尿障害、顔色が悪いなどの病気の徴候を治療することができ、スキンケア用品における最適な収斂剤です。
カンファー(Camphor)
東洋人の祖先は、数百年にわたり、クスノキの幹から樟脳を抽出してきました。西方人は、 20 世紀になってようやくその効果に気づいています。古代の人は、蒸留法でクスノキの枝や葉、根から白い結晶状のカンファー・ホワイト(樟脳)を取り出し、香料、香水、防腐剤、防虫剤として用いていました。カンファーオイルは、痛み止めとして用いられ、血液循環を促進し、筋肉及や胸のマッサージに最適です。
モクレン(Magnolia)
中国原産のモクレンには、 1 億年の歴史があり、長きにわたり、人類はその香り、刺激性と麻痺の機能を、天然の治療剤として利用してきました。樹皮から抽出された精油は、胃痙攣、胃潰瘍、下痢、嘔吐、咳、喘息を治療することができます。腸チフス、マラリア、サルモネラ菌に対する、極めて優れた防菌剤です。


ミルラ(Myrrh)
アフリカの東北部やアラビアなどが原産で、メソポタミアのチグリス川のユーフラテス川の間の地帯でも発見されています。古代エジプト人は、太陽を崇拝する儀式でミルラを燃やし、香料とし、オイルの防腐と消炎の機能も利用して、死体の防腐剤にしていました。蕨の葉に酷似した樹葉には芳香があり、種は甘く、ウイキョウの味がし、よくサラダの材料や芳香剤として使われます。新鮮な葉は、料理の付け合せにぴったりで、ミルラの根には、滋養、殺菌、消化を助けるといった機能があります。浸した葉の液は、老人の貧血の治療のための良薬です。非常に優れた防腐剤、収斂剤、滋養剤であり、炎症、傷口、咳、口腔及び皮膚の潰瘍などに、治療効果があります。
ミント(Mint)
エジプト人やイスラエル人は、ミントのさわやかな効果を熱愛しており、ギリシャの名医ヒポクラテスは、ミントを興奮剤、利尿剤の薬としました。 ミント の 種類 は 多 く、特に 温帯気候 で 野生 の、 葉 に皺のあるペパー ミント には 豊富 な薄荷 脳 が含まれています 。 よく 見 られるスペア ミント、 ペパー ミント 、アップル ミント は、薄荷飴や 香料 の原料となっています。飲酒が禁じられている 多 くのアラブ諸国では、 ミント ティーが人気があります 。 さわやかで、頭をすっきりさせるミントオイルには、穏やかな麻醉作用があり、多くの薬品の調味料にもされています。刺激性のミントは、消化を助け、胃の膨腹感を減らし、神経系を刺激して、痙攣を防止し、痛みを止めます。疲労、消化不良,腸の膨腹感、偏頭痛、喘息、気管支炎の有効な処方です。
パセリ(Parsley)
種 には濃厚な 香 りがあり、 葉 や 茎 には、 豊富 な ビタミン と ミネラル を含む パセリ も、人気のある料理の材料です。 中東 では、 葉 を 日常 的な野菜として用い、 葉 を 浸 した 液 は、肌を守り、髪の毛を 養 い、目の疲れをとります 。葉、根 、 種 には、 利尿作用 があり、肌の 老化 を 防止 し、 消化 を 促進 し、リウマチの 痛 みを和らげ、産後の 子宮 の回復を助けます 。
シャクヤク(Peony)
英語名は、ギリシャの有名な外科医 Paeon に由来します。 日本 では、 「龍 の 食 べ 物」 とされ、 白 やピンクの 花 びらを野菜として 食用 します。 14 世紀 のイギリスでは、 種 を 蜜酒 の 中 に浸して 飲 んでいましたが、悪 夢 を 防止 する効果があるそうです。数珠つなぎにしてネックレスにしたものは、よく見られるお守りです。根は滋養剤や抗痙攣剤として、癲癇など頭や神経の疾病を治療することができます。
パチュリー(Patchouli)
マレーシアやインド原産です。数百年にわたり、体積の小さなパチュリーは、東インドで、布の生地料の芳香剤とされてきました。イギリス人が、 1820 年に、インドのショールの生地を入れた際に、パチュリーの魅力的な香りを発見しました。 葉 を 直接 衣類の中に 置 くと、 虫 を 防 ぐことができます。東南アジアでは、殺菌、興奮、虫駆除剤として用いられ、毒蛇に咬まれた傷や虫刺されを治療し、頭痛、胃腸の膨腹感、吐き気、下痢、熱などの症状を治癒することができます。精油はアジアで香料として最も人気があります。アロマセラピーでは、上皮細胞の再生促進、にきび、湿疹、水虫、あかぎれの治療に用いられます。また、非常に優れた鎮静剤、媚薬であり、不安な気持ちを和らげ、性欲を増進します。
マツ(Pine)
北 米インディアンは、 松 葉に 壊血病 を 防 ぐ 機能 があり、 松脂 を含む 松 の実や 樹皮 には、 強烈 な 防腐 の 効力 があることを知っていました 。 松の実は食用でき、ローマでは、極めて優れた食材として、調理に広く用いられていました。針葉、枝や茎、松かさから出されるパインオイルは、香料として用いることができ、気管支炎を治療し、風邪の際に痰を取り去ることができます。根の油には、毛髮の再生を促進する作用があり、パインオイルは、有効な利尿剤、副腎ホルモン促進剤でもあります。炎症、排尿障害、疲労、リウマチ、痛風、風邪、気管支炎などの症状に、治療効果があります。
バラ(Rose)
古代 から 最 も愛されてきた 花 の 一 つである 薔薇 は、その 香 りと 治療 効果で有名です。アラビアの医者が、最初に 薔薇 を 医療 に用いました 。 今では、薔薇は世界各地に生息していますが、ブルガリア産のローズオイルは、最も貴重な薔薇の香料です。ローズウォーターは、肌や目の疲れを取り除きます。 葉 で入れた 茶 は、便通をよくする 効果 があり、外用すると 傷口 の癒合を 促進 します 。薔薇 には、 消毒、女性器 の 調整、催淫、 抗うつ 、収斂、鎮静、心臓、胃、 肝臓 、子宮 などの滋養の 機能 があります 。 うつ病、不感症、吐き気、頭痛、不眠症などを治療することができ、極めて優れたスキンケアであり、子宮洗浄剤です。


ローズマリー(Rosemary)
古代ギリシャやローマでは、ローズマリーが魔力をもつ聖樹であると考えていました。中世には、ローズマリーを燃した煙で病室を消毒していました。この植物は、主にフランス南部、イタリア、スペイン、チュニジア、アメリカなどに生息しています。興奮作用があり、副腎のホルモン生成を促進し、肺を殺菌し、充血を取り除き、虫刺されによる腫れを除去するといった特性があります。通常、疲労、風邪、インフルエンザ、リウマチ、痛風、皮膚の潰爛、火傷、偏頭痛などの症状を治療するのに用いられます。 同時 に、 脂肪 の 消化 にも適しています 。
セージ(Sage)
ローマ人は、セージを神聖な薬草であると考えていました。種類は多く、500種にも達し、世界中に分布しており、多くの民族が料理や治療に用いています。南欧のクラリセージ(Sage Clary)にはミントの香りがあり、人気が高く、高価です。薬用サルビア(Sage Officinalis)には、治療の効果があります。滋養、殺菌、利尿、血圧の安定、女性の生殖器系の調整といった効果があります。通常、疲労、緊張、喘息、気管支炎、更年期症候群、低血圧などの慢性の病気に治療作用があります。
サンダルウッド(Sandalwood)
最も古い宗教の典籍Niruktaの記載から、遥か紀元前5世紀より、サンダルウッドがインドで神聖な木と見なされていたことが分かります。現在、インド政府は、すべてのサンダルウッドの木を保護しており、大多数のサンダルウッドは、精油の抽出に用いられています。サンダルウッドは、同時に強力な殺菌剤でもあります。殺菌以外に、滋養、催淫などの効果もあります。通常、疲れ、気管支炎、尿道感染、インポテンツなどの治療に用いられ、同時に非常に優れた芳香剤でもあります。
タイム(Thyme)
広範に分布しているタイムは、エジプト人、ギリシャ人、ローマ人に最も愛されていました。 16 世紀以降の医薬書の中では、タイムの精油の記載がよく見られます。 興奮、痙攣防止、殺菌、毒 予防などの 効果 があります 。 疲れ、消化系の疾病、伝染病、リウマチ、皮膚の腫れや炎症、喘息、大腸の寄生虫、毒蛇に咬まれた場合の治療に用いられます。
ベチバー(Vetiver)
ベチバーの精油は、根から抽出されたもので、通常インド、スリランカ、インドネシア、日本、バージン諸島、南米などの多くの場所に生息しています。ベチバーの濃厚な香りは、香水のようであり、「鎮静の精油」とも呼ばれています。精神を落ち着かせる極めて優れた効果があり、通常、不安や緊張による神経の高ぶりなどの治療に用いられます。
イランイラン(Ylang-Ylang)
イランイランは、極東地域やフィリピンなどに生息しています。花から精油を抽出することができます。イランイランには、血圧の安定、鎮静、殺菌、催淫などの効果があり、通常、高血圧、寄生虫、インポテンツなどの疾病の治療に用いられ、芳香剤にも広く用いられています。
ウインターグリーン(Wintergreen)
ウインターグリーンは、大部分が北米地域に生息し、葉を 24 時間浸した後、蒸留法によってさわやかなウインターグリーンオイルを抽出することができます。デザートや歯磨き粉によく添加されます。ウインターグリーンオイルは、肌から吸收されやすく、収斂、利尿、興奮などの効果があり、筋肉痛、頭痛、麻痺、リウマチなどの治療に用いることができます。

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